TradingViewでトレードシステムを作る ~ 第8回 エルダー線を作る

投資の始め方

投資苑2に書いてあるシステムをTradingViewで再現し、投資戦略を作り、バックテストを行う」

これを目標に少しずつトレードシステムを作っています。

前回は勢力指数を追加しました。
投資苑2の5章で説明されている指標は残りあと2つ。

エルダー線とストキャスティクスです。

今回はエルダー線を実装していきます。

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エルダー線について

エルダー線も勢力指数と同じく、投資苑の著者のエルダー博士が開発した指標です。

買い方と売り方の力の強さを示し、
仕掛けや手じまいのタイミングを知らせてくれます。

ただ、インジケーターの枠をロウソク足の他に2つ使用します。
そのため、専用のチャートレイアウトとして保存したほうが良いかもしれません。

エルダー線の計算式

ブルパワー(買い方) = 高値 - EMA
ベアパワー(売り方) = 安値 - EMA

計算式はシンプルです。
それぞれの計算結果をインジケーターとしてヒストグラムに表示します。

EMAの期間についてですが、投資苑には13日EMAと書かれているので、13を使用します(お好みで)。

エルダー線なのに、線じゃないじゃないかと思うかもしれません(自分は思いました)。
名前の由来はエックス線からきています。
背景にある勢力図を映し出すイメージですね。

エルダー線をPineで書く

3つインジケーターを用意する必要があります。

1つはトレンドを判断するための移動平均線。
あと2つはブルパワー(買い方)とベアパワー(売り方)のインジケーターです。

移動平均線は今までに作ったもので大丈夫です。
TradingViewでトレードシステムを作る ~ 第5回 オートエンベロープ実装編

ブルパワーのコード

//@version=3
study('bull power')
bull = high - ema(close, 13)

hline(price=0, linestyle=dotted)
plot(bull, color=red, style=histogram)

ベアパワーのコード

//@version=3
study('bear power')
bear = low - ema(close, 13)

hline(price=0, linestyle=dotted)
plot(bear, color=blue, style=histogram)

エルダー線については、今まで使ってきた関数や変数で実装できますね。
慣れると簡単なのが、Pineの良いところです。

エルダー線の実装結果

>>TradingViewのチャートの画面

上がブルパワー、下がベアパワーです。

エルダー線の使い方

エルダー線はトレンドフォロー型の指標と一緒に使います。
ここでは移動平均線になります。

移動平均線の傾きから上昇トレンドか下降トレンドか判断します。

上昇トレンドの場合は買いのシグナルのみ、下降トレンドの場合は売りのシグナルのみ見ます。

買いシグナル

トレンドが上向きのとき、ベアパワーが負の数値だが、ベアパワーが上昇中。
ブルパワーの直近の天井が前回の天井を上回っているとより強いシグナル。

売りシグナル

トレンドが下向きのとき、ブルパワーが正の数値だが、ブルパワーが下落中。
ベアパワーの直近の底が前回の底を下回っているとより強いシグナル。

エルダー線の使い方については、投資苑2よりも投資苑に詳しく書いてあります。

TradingViewの無料会員だと、1つのチャートレイアウトに追加できるインジケーター数は3つまでなので、
エルダー線を使用すると、他の指標を同時に使うことができません。
保存しておけるチャートレイアウトも1つだけです。

有料会員ならランクによりますが、チャートには最低5つのインジケーターが追加でき、
チャートレイアウトも最低でも5つ保存できます(ランクによります。自分はPRO会員なので5つ)。

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今回、エルダー線を実装しました。
エルダー線を使用できる証券会社は少ないと思うので、自分で作れるTradingViewは慣れればとても便利です。

次回はストキャスティクスを作っていきます。

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