素材選びで悩まない!Envato Elements(エンバトエレメンツ)について徹底解説

副業の始め方
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ウェブサイトや動画、ブログを作っていて、意外と時間がかかるのが素材探し。
コンテンツやイメージに合った写真やアイコンなどのデジタル素材を探すのって割と時間を食いがちな作業ですよね。

最近は、無料素材でもクオリティの高い素材が多くありますが、使いまわしになってしまったり、どこか別のサイトや動画で見たような印象を与えてしまう結果になってしまうことも多いです。

どこかで見たことある感じを回避しようと、素材を探していると、いつの間にか結構な時間がたってしまったり・・・。

そんな方にオススメしたいのがEnvato Elements(エンバトエレメンツ)という、商用可能なデジタルコンテンツを定額で無制限にダウンロードできるサブスクサービスです。

特に案件としてウェブ制作やチラシ・名刺のデザイン、パワポのスライド作成、動画編集をされているフリーランスの方の工数削減におすすめです(法人・チームで契約することも可能です)。

オススメの理由は順番に紹介していきますが、特に工数の削減につながる効果を推したいです!(大事なことなので2回言いました。)

Envato Elements(エンバトエレメンツ)とは?

Envato Elementsはオーストラリアに本社を持つデジタル素材マーケット会社Envatoが提供しているサブスクリプションサービスです。

Envato社は2006年からデジタル素材の販売を行っているので、素材の数や質の高さに定評があります。

買い切りデジタルコンテンツマーケットのEnvato Marketはもちろん、WordPressテンプレートサイトのTheme Forest(テーマフォレスト)やPhotoshop無しで簡単にモックアップやロゴ、ビデオが作成できるWEBツールPlace it(プレイス・イット)も、実はEnvatoグループのサービスです。

そんなEnvato社が2015年に満を持して開始したサブスクEnvato ElementsサービスはEnvato Marketで扱っている一部の商品や商用利用可能なデジタル素材を無制限で提供するサービスです。

この記事では、これ以降、Envato Elementsは「エンバト」と表記していくことにします(普段そう呼んでいて馴染みがあるからです)。

エンバトの圧倒的素材数!

約6000万点の商用可能なデジタルアセットが使い放題!

エンバトは、なんといっても、6000万点以上の高品質デジタルアセットがダウンロードし放題なのが特徴です。
もちろん商用利用可能です。

ブログに使うアイキャッチ画像やWordPressのテンプレートなどウェブ制作に関係するものから、After EffectsのテンプレートやSEといった映像・音に関する素材があります。

少し珍しいところだと、フリーペーパーなどの紙媒体のテンプレートもあります。

クリエイターにとってデジタル素材の質や選択肢の多さは、出来上がりを左右する重要な要素ですよね。

取り扱いのあるデジタルアセットについて、ざっくり説明致します。

ストックフォト(写真)…5,408,099枚(+5000万枚)

ストックフォト…5,408,099枚(2022年5月現在)

商用利用可能なストックフォトが、約540万点以上無制限でダウンロードできます(素材点数は増減があります)。

高性能なフィルター機能が付いているので、検索しやすいのも魅力です。

画像に限った話ではないのですが、検索は英単語でする必要があります。
ただ、英語が苦手でもタグや類似画像(Similar Photos)から欲しい画像がすぐ見つけられます。

また、エンバトに登録すると、Twenty20というストックフォトも使い放題になります。
記事執筆時点ではなんと5,000万点以上の画像が使用できます!

Twenty20

Twenty20とは…Instagramから気軽に写真・イラストを販売できるストックフォトサイトです。

素材数は多いものの、その分Envato内の素材と比べると少し見劣りするかな・・・といった印象です。

しかし、海外アーティストが撮ったオシャレな画像などが多いので、思いがけないお気に入りに出会えることもありますよ!

WordPressテンプレート…4,416点

WordPressテンプレート…4,416点(2022年5月現在)

エンバトではWordPressテーマ・子テーマを約4,400点使用できます。

人気テンプレートのいくつかを確認してみたところ、Theme Forest(Envato Market)では$40〜59で販売されていました。
それらが全て使い放題というのは、かなり太っ腹ですよね!

WordPressでElementor(サイト構築プラグイン)をお使いの方はEnvato Elementsのアドオンを有効にし、サインインしておくと、すぐにテンプレートやテーマを使えます。

自分はGenesis Frameworkというテンプレートを使うことが多いので、Elementorは使わないのですが、普段使っている方や、手っ取り早く作りたいときにはかなり便利だと思います。

Webサイトテンプレート…4,187点

Webサイトテンプレート…4,187点(2022年5月現在)

WordPressだけではなく、HTMLテンプレートも約4,000点無制限で使用可能です。

通常のウェブサイトや、LP(ランディングページ)、管理画面、HTMLメールのテンプレートなどアプリ開発やサービスのローンチに使えるものが多くあります。

テンプレートによって、PSDファイル(Photoshopのファイル)が含まれたり含まれなかったりといった違いはあるので、制作プロセスにもよりますが、注意は必要です。

グラフィックテンプレート…191,830点

グラフィックテンプレート…191,830点(2022年5月現在)

フライヤーからパンフレット、ポストカード、雑誌といった紙媒体に幅広く使えるものから、UX/UIキットといったウェブやアプリの開発に使えるものなどがグラフィックテンプレートとして約19万点用意されています。

中でも特筆すべきなのが約3万点あるモックアップ用テンプレートの質の高さ。簡単に高クオリティのモックアップが作成できるので、製品イメージをよりわかりやすくクライアントに伝えられます!

ビデオテンプレート…53,816点

ビデオテンプレート…53,816点(2022年5月現在)

約5万点の動画制作に使えるビデオテンプレートがダウンロード可能です。映画のようなタイトルロゴやオープニングテンプレートはもちろん、見やすいインフォグラフィックテンプレートやPRに使えるテンプレートも多数用意されています。

Instagramのストーリー用テンプレートも複数あるので、インスタグラマーやインフルエンサー、自社商品PRなどにも最適です。

最近、エンバトにDaVinci Resolve用のテンプレートも追加されました!
DaVinci Resolveは無料版でもかなり高機能なので「動画編集したいけど、まだお金出せないなぁ」くらいなら、十分だと思います。
ただ、業務でも使えるレベルのソフトなので、パソコンのスペックによってはかなり重く感じるかもしれません(なくても使えるけどGPUは欲しいです)。

パソコンにGPUが載ってない場合は昔からある無料ソフトですが、AviUtlとかのほうが良いかもしれません(使い方にくせはありますが)。

ストックビデオ…2,783,549点

ストックビデオ…2,783,549点(2022年5月現在)

約278万点の高品質ストックビデオがダウンロードし放題…4K品質に絞ってみても約170万点の素材があります。

正直、映像クリエイターの方はストックビデオを使うためだけでも登録の価値があると思います!

プレゼンテーションテンプレート…73,287点

プレゼンテーションテンプレート…73,287点(2022年5月現在)

プレゼンテーション用テンプレートもエンバトで好きなものを探しましょう!

スタイリッシュで使いやすいテンプレートを使えば、必要な情報をスッキリまとめられるので、誰でも簡単に見やすく伝わりやすい資料が作成できます。

ダウンロード可能なテンプレートはトータル7万点以上、パワーポイント用テンプレートは約3万点、他にKeynote、Google Slides対応のテンプレートも多数用意されています。

基本的には中身は英語ですが、話の流れやグラフなどはそのまま使用できるので、かなり工数削減になります。

音楽…124,142点

音楽…124,142点(2022年5月現在)

音楽素材は約12万点用意されています。BPMやボーカルの有無、楽器の種類など、細かく絞れるフィルター機能があるので、欲しい素材がすぐに見つかります!

ただし、テレビやラジオ制作は、ライセンス対象外のため使用できません(別途問い合わせが必要のようです)。
詳しくは公式ページのライセンス規約17条からをご確認ください。

効果音(SE)…597,328点

効果音(SE)…597,328点(2022年5月現在)

約59万点のSE(サウンドエフェクト)がダウンロードできます。
動画にはもちろん、ゲーム内効果音や舞台演出にも使えます。

ループ可能な素材で絞り込むこともできたりと、使い勝手も良い感じです!

フォント…25,945点

フォント…25,945点(2022年5月現在)

約25,000点のフォントがダウンロード可能です。レトロな雰囲気のものや季節感が出せるポップなフォントまで様々なフォントがあるので、眺めているだけでも楽しいです!

※2022年5月現在、欧文フォントのみ。

グラフィックス…91,619点

グラフィックス…91,619点(2022年5月現在)

約9万点の画像素材(アイコン、イラスト、パターン、オブジェクトなど)が使用できます。
ほとんどのものがパッケージなので、9万点の画像というよりは、9万点の素材集を選べるという風に考えてもらったほうが良いかもしれません。

壁紙やアイコンに使える素材からピクト集まで、幅広い用途のグラフィクスが用意されています。

エンバトを使った具体的な仕事のやり方!シチュエーション別使用例

圧倒的な素材数を誇るエンバト。
たくさん素材があっても、使いこなせるかが心配・・・という方もいるかもしれません。

こんなシチュエーションでエンバトがあると便利!という具体的な使用例を紹介したいと思います!

エンバトを使ったウェブ制作

エンバトにはWordPressテンプレートやHTML/CSSテンプレートが大量に用意されています。
海外の素材サイトということで、やはりどのテンプレートも良くも悪くも海外サイトっぽい印象があります。

Shopifyテンプレートだけでも約400点!

テイストが合えば、そのまま使えばオシャレに仕上がるというのは嬉しいポイントですよね。

テイストが合わない場合では、修正が必要ですが、レイアウトなどの構造はそのままもらって、画像やアイコンを入れ替えたり追加するだけでもかなりイメージを変えることができます。

左のフィルターが高性能!複数色で絞り込みも可能です。

画像やイラスト、アイコンなど全てエンバト内で用意できるので、作業効率も一気に上がります!
組み合わせれば、ちょっとしたサイトなら爆速で仕上げることができます!

ウェブ制作で見積もりよりも時間がかかってしまうパターンに、ヒアリングしてもデザインが定まらないというのがあります(お客さんの中にイメージがない)。

そういうときに限ってデザイン案を複数要求されると、まさに暗中模索といった感じで、大変ですよね。

エンバトを使えば、ざっくりした要望(色や参考にしたいサイトなど)を聞いてから、いくつかエンバトのテンプレートをピックアップして、スクリーンショットなどの画像を複数見せることで、方向性を絞り込みつつ、デザインを固めるといった進め方ができます。

エンバトのテンプレートが豊富にあるので出来る進め方で、オススメです。

最近は、Adobe XDを使ってサイトの制作を進めることが多いですが、Web TemplatesのカテゴリーにはXDファイルはありません。

エンバトにはXDファイルはないのかというとそういうわけではなく、Graphic Templatesカテゴリーにあります。

もしXDでデザインして、サイトを作りたいという場合は、Graphic Templatesカテゴリーを探してみてください。検索フィルターもあります。

クライアント受けのする動画を簡単に作れる!

クオリティを上げるために、こだわればいくらでも手を入れることができる動画制作ですが、逆をいえば、気をつけないと無尽蔵に時間が吸われていきます(笑)

納期や予算がある都合上、工数を削減できるところは削減していきたいですよね?

エンバトのビデオテンプレートを使えば、すぐにそれなりのクオリティーの動画に仕上げることができます。

スタイリッシュなオープニングテンプレートの数々

その後は、さらにクオリティーをあげるために時間をつかっても良いですし、テストマーケティングに使用したいなどスピードが重視されるような依頼内容ならそのままOKがでるかもしれません。

After Effectのテンプレートや、BGMやSEなどもエンバト内にあるので、動画制作・動画編集の案件にもエンバトはオススメです。

初心者でも簡単!広報用SNS運用にもオススメ

自社サービスや商品のPRにInstagramやTikTok、YouTubeなど複数のSNSを広報目的で運用したい…そんな時にもエンバトは心強い味方です。

月20〜30万円の運用代行業者に頼まなくても、エンバトを使えば質の高いコンテンツを簡単に制作できるので、自分で運用可能です。SNSに慣れていなくても、徐々にスキルが身につくので仕事の幅も広がります。

スピード感を持って拡大していきたい場合は、ノウハウを持った人にお金を払って代行してもらうのはとても良いと思いますが、小さく始めたい場合は、エンバトを使ってみるのもありだと思います。

駆け出しクリエイターはEnvato tuts+で勉強しながら…

Envato tuts+(エンバトチュートリアル)はプログラミングからAdobe Illustrator、Photoshopの使い方まで、クリエイターが身につけておきたいスキルを全般を学べるオンライン学習サイトです。

エンバトユーザーはEnvato tuts+内コンテンツを全て利用できます!

コーディングからWEBデザイン、写真や動画の編集方法までクリエイターに必要な知識が詰まっています!

良質なチュートリアル動画や記事が多数あるので、独学でWEBデザイナーを目指す方や新たなスキルを身につけたいクリエイターの方におすすめのサービスです。

英語が苦手の方も大丈夫!

残念ながらエンバトは日本語化されていません。エンバトを利用するのには、英語がわからなくても不自由しない場合が多いのですが、Envato tuts+を使用する際やライセンスについての規約を確認したいときなどは、英語がわからないと困りますよね・・・。

そんなときはGoogle翻訳にヘルプを頼みましょう!

Chromeを使っている場合、ページ全体をGoogle翻訳で日本語にすれば・・・

この通り!全く問題ありません。動画のCC(自動生成英語字幕)も日本語に翻訳してくれます。

時々アドレスバーに翻訳ボタンが表示されないときがありますが、その場合は画面を右クリックすると「日本語に翻訳」というメニューが出てくるので、それを選択すると同様に翻訳されます。

英語に苦手意識を持っていても問題なく使えると思います。

エンバト利用時の注意点

ライセンスに関する問題やダウンロード方法など、エンバトを使用する場合によくある疑問をまとめましたので、参考にしてください。

素材は作品(案件やプロジェクト)毎にダウンロードする

エンバトの契約期間中はどの素材を何度ダウンロードしても構いません。
もちろん同じ素材を他の案件やプロジェクト、作品で使用しても大丈夫です。

しかし、その場合は必ずダウンロードし直す必要があります。

エンバトは素材ダウンロード時に使用目的を伝える事でライセンスを獲得できる仕組みになっています。
ライセンスは使用プロジェクトに限り有効なので、新たな作品で使用する際に、以前のプロジェクトでダウンロードした素材をそのまま使い回すのはNGということです。

面倒に感じるかもしれませんが、使用する権利を正当に主張するために必要な手順です。
また、きちんと毎回ダウンロードする事で、その素材を作ったクリエイターの収益にも繋がります!

Youtube使用時に著作権侵害と判定された場合

使用したデジタル素材がYouTubeのコンテンツIDに登録されている場合、Youtube側に著作権侵害と判定される場合があります。

その場合は、使用する権利があることをYoutubeに伝えることで問題なく使用できます。

詳細は以下の公式ヘルプを参考にしてください。

Guide to YouTube Content ID & Copyright Notices(公式ヘルプ)

エンバトを解約した場合のライセンスは…?

エンバトを解約した場合でも、すでに完成済みの作品内で使われたデジタル素材のライセンスは無効になりません。安心してください。

ただし、契約期間中にダウンロードした素材を解約後に新たな作品内で使用する事は契約違反に当たりますのでご注意ください。

エンバトの始め方

エンバトは月払いプランと年払いプランの2種類の支払いプラン、学割・チーム割があります。

月払いの場合は月額$33(1ドル120円として約4000円)です。
年払いの場合は年間$198(1ドル120円として約23760円)になります。

年払いを月額換算すると月額$16.50(1ドル120円として約1980円)になり、お得なことがわかります!

時間単価を4000円に設定して仕事をしている場合、毎月2時間でも工数削減になれば元が取れます。

>> Envato Elements 公式ページ

チームで利用する場合は最大35%の割引プランが用意されています。

チーム人数によって料金が変動しますので、価格表のページからご確認ください。

さらに学生や教職員は30%割引で年間$138で使用することが可能です。

1週間無料の試用期間があるので、エンバトの全てのサービスをお試しすることができます!

>> Envato Elements 公式ページ

良いエンバトライフを!

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