株やトレードでしっかりと利益を出し、資産を守りながら増やしたい!
そんな風に思って最近は株をさわっています。
なんだかんだ株をはじめてから5年以上経っていますが、少しずつ資産は増えてきています。
今振り返ってみると相場環境と運が良かっただけで、かなり危ない買い方をしていたなと思います(笑)
自分が今まで読んできた本の中から、本気で株やトレードをやっていきたいという人に向けて、
良かったものを紹介していきます。
オニールの成長株発掘法
よく行く近くの本屋さんの株コーナーに置いてありました。
自分が初めて買ったパンローリング社の本です。
株の本をたくさん出しているパンローリング社について知ったのもこのときです。
ウォーレンバフェットを敬愛し、ファンダメンタルズ分析一辺倒だった自分が、
チャートをはじめとするテクニカル分析をはじめるきっかけになった本です。
ただ「オニールの成長株発掘法」はテクニカル分析の本というわけではないです。
銘柄選択では、財務諸表の注目ポイントが解説されています。
CAN-SLIM(それぞれのステップの英語の頭文字を取っています)という手法で、
ファンダメンタルズから大化け銘柄を探し、
テクニカルで購入タイミングを探るというのが大きな流れになっています。
この本でブレイクアウトのタイミングで株を買う手法について知り、
いくつかの銘柄でとても役に立ちました。
オニールの成長株発掘法 【第4版】 (ウィザードブックシリーズ)
利食いと損切りのテクニック
オニールの成長株発掘法を読み、運よくいくつかの銘柄でヒットを打つことができました。
しかし、利食いのタイミングが悪く、上昇分の初動のあたりで、手仕舞うといったことが何度かありました。
損をしたどころか、もうかったのですが、逃した魚が大きかったのです。
そんな「あの時、売らずに持っていれば・・・」という経験を何度か繰り返し後、
オニールの成長株発掘法を買った本屋さんに行き、株のコーナーでパンローリング社の本を物色していました。
そこで見つけたのがこの「利食いと損切りのテクニック」です。
タイトルがまさに求めていたものだったので、購入しました。
この本を読むまでは、損切りのためのストップを置くこともほぼなかったため、今思うと危険なことをやっていたなと思います。
単に相場環境と運が良かっただけでしょうね。
本を読んで、利食いと損切りの基本的なことを身につけることができました(実践できているとは言ってない)。
資金管理についても書いてあります。
その時の自分にとって、資金管理は新しい考え方だったため(なんと!)、
資金管理の方法に興味を持つことになります。
この本で、著者のアレクサンダーエルダー博士を知ります。
投資苑シリーズ
利食いと損切りのテクニックの中で紹介されており、興味を持って買った本です。
著者は同じエルダー博士です。
自分が持っているのは投資苑と投資苑2だけですが、投資苑3もあります。
ただ、投資苑3は教え子のインタビュー集のようなので買っていません。
投資苑は相場における心理についての考察とテクニカル分析が中心ですが、
投資苑2は、規律と資金管理に重点を置いて書いてある印象です。
どちらも良い本ですが、投資苑2のほうが自分にとっては良い内容でした。
エルダー博士自身も利食いと損切りのテクニックの中で1冊だけ買うなら投資苑2がオススメと書いています。
資金管理や規律についてなど、トレードの基本を作ってくれる本です。
ちなみにですが、テクニカルの手法についてもしっかり書かれています。
投資苑2 トレーディングルームにようこそ (ウィザードブックシリーズ)
ゾーン
Kindle Unlimitedで読み放題だったため、読んだ本です。
精神的な話が中心なので読む人を選ぶかもしれませんが、とても良い本です。
規律について重点的に語られています。
本の中にも出てくる例えですが、
カジノのプレーヤーではなく、カジノ側のような考え方、取り組みをする。
つまり確率論的な立ち回りをするというのが、自分が本書で学んだ一番大事なことです。
カジノは毎回の事象ではプレーヤーかカジノ側どちらかがお金を得ることになります。
もちろんプレーヤーが勝つこともあります。
しかし、プレーすればするほど、試行回数を増やせば増やすほどカジノが一定の割合で儲かるようになっているわけです。
カジノ側は一回ごとのゲームで損した得したと騒ぐことはありません。
回数を重ねればいずれプラスになるとわかっているからです。
淡々と一貫した姿勢でトレードを行うことの大事さが詰まっています。
内容は人生にも通ずるものがあり、自己啓発本のような側面すらあります。
またKindle Unlimitedの読み放題対象リストは、時々変更されています。
もし対象から外れていたらごめんなさい。
高勝率トレード学のススメ
Kindle Unlimitedで読み放題だったため、読んだ本です。
ゾーンではトレードに対する姿勢を学びましたが、具体的な手法についてはあまり詳しくありません(相場心理学の本だからですが)。
この本も規律を持って期待値が正のトレードを行うことについて書かれています。
ゾーンの具体的な部分を補完してくれるのがこの本ですね。
システムのバックテストについても言及されています。
今まで紹介してきた本と同じようなことが書いてあると言えば、同じようなことが書いてあります。
なので、もしKindle Unlimitedにある本だけで、何を読んだらいいかと言われたら、
この本と、上で紹介したゾーンをオススメします。
マーケットの魔術師
Kindle Unlimitedで読み放題だったため、読んだ本です。
いたるところで高評価されているのは知っていました。
なんとなくKindleストアで検索したところ、読み放題リストに入っていたので、
迷わずダウンロードしました。
中身は各トレーダーに対するインタビューで、
具体的な手法というよりは、考え方や心構えが中心です。
尋常ではない金額をとんでもない利率で回し、相場の世界で生き残り続けている人たちの言葉には、重みがあります。
自分がこの本から受け取ったメッセージは「資金管理をしっかり行い、退場しないこと」です。
何度か読むと、その時の自分のレベルに応じて読むたびに違うことに気づけそうな鏡のような本です。
これらの本でほぼ共通している内容
規律と一貫性(ルールを守る)
一貫した姿勢というのが大事になります。
毎回違うことをやっていると、改善することもできません。
ルールを作って、記録を取り、
記録からルールを少しずつ修正していくのが成功への近道なんでしょうね。
資金管理についてしっかりと決める
資金を減らしてしまうこと(ドローダウン)がいかにまずいか、それぞれの本に書いてあります。
そしてドローダウンは損切りなどのルールやトレードサイズのルールが決まっていないことから引き起こされます。
特に、はじめのうちはオーバートレード(自己資金に対してトレード額が大きすぎる)などしてしまいがちです(経験者は語る)。
- 損切りのルール
- 一度のトレードで取っていいリスク
- ひと月に下げても良い限度額
これらのルールを決める必要があります。
もし1冊選ぶなら
ちゃんと読んでくださった方は、もしかするとお気づきかもしれませんが、
実は自分が読んだ順番に紹介しました。
図らずも、自分がその時に足りないと思った能力を補完するようにちょうどいい本が現れて、勉強することができたことに気づきました。
ありがたいことです。
しかし、運悪くお金を先に失ってしまっていたら・・・。
例えば、オニールの成長株発掘法のCAN-SLIMを使った結果、自分の資産がスリムになってしまっていたとしたら(言いたかっただけ)、
今こんな記事を書いていなかったわけです。
そういったわけで、1冊選ぶなら資金管理と規律について重点的に書いてある投資苑2をオススメします。
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