企業サイトなどを除くと、アフィリエイトをやっていないサイトを見つけるのが難しいくらいアフィリエイトが普及した昨今。
実は売上ベースで年間数千万円規模のアフィリエイトサイトを運営していたことがあります。
すでにあるものを誰かから引き継いだというわけではなく、ドメイン取得からWordPress、記事作成、アクセス解析、チューニングなどすべて1から自分でやったことがあるので、記事外注以外の基本的なノウハウは持っていると自負しています。
ということで、アフィリエイトの始め方について、具体的なやり方ではなく、主に心構えやメンタル的な部分を書いていきます。
初心者がある程度稼げるようになるまでに大事なことは次の2点だと思っているからです。
- 最初は具体的なやり方で悩むより、記事を書く
- 具体的なやり方よりもむしろメンタルや考え方のほうが重要
アフィリエイトは楽して稼げるけどラクじゃない
アフィリエイトに対して、どういう印象を持っていますか?
もしかするとアフィリエイトに対してラクして稼げる印象を持っているかもしれません。
半分本当で半分嘘というのが経験者の自分の印象です。
好きなものや好きなことを紹介したり、勉強の成果を発表しながらお金がもらえると思えば楽しいので「楽」ですが、
ボタンをぽちぽちしてたらお金がもらえたり、誰でも簡単にすぐお金を稼げるような「ラク」なものでもありません。
ラクして稼ぎたいと常に考えることはとても大事だと思っていますが、
アフィリエイトはラクして稼ぎたい人が選ぶビジネスではないです。
絶対稼げるノウハウは検索すればでてくる
ラクして稼げないだけで、アフィリエイトは稼げないのかというと全くそんなことはありません。
稼いでる人だけが知ってる情報がある特別な裏技のようなものもあると言えばあるのですが、
一部の人が使っているだけで、使わなくても稼げます。
アフィリエイトについて、誤解を恐れずに言うと、絶対稼げるノウハウは検索すればでてきます。
事実、自分はウェブ上で公開されている情報だけで、稼げるようになりました。
有料の情報商材の良い点は、情報がまとまっていることサポートやコミュニティがあるところでしょうか。
「稼げるなら人に教えずに自分だけでやるよ」と思うかもしれませんが、自分でやるより教えたほうが儲かります。
価値のある情報をまとめて、読者に価値を提供することこそがアフィリエイトで稼ぐコツであり本質だからです。
作り出した価値の大きさとアフィリエイトの収入の大きさは基本的に比例していきます。
成果が出る前にやめてしまう
アフィリエイトで稼げない最大の理由は、成果がでる前にやめてしまうことです。
注意してほしいのは、雨が降るまで雨ごいをしろという話ではないです。
前提として、一般的なブログやウェブサイトでは、まともなアクセスが発生するまでおよそ3か月~半年ほどかかります。
それは検索の元締めであるGoogleがサイトを認識し、判定するまでに時間がかかるからです。
もしSNSやYoutubeなど検索に頼らずにアクセスを集めることができれば、早めの収益化も可能です。
ほぼ無反応の最初の3か月程度をしっかりと続けることができれば、ある日爆発が起き、サイトが成長し始めていることに気づきます。
サイトが成長し始めてしまえば、半分成功したも同じです。
ある程度の市場規模のキーワードを選んでいれば、収益が発生していくはずです。
まずは始める。とにかく書く。
勉強してからだったり、すべて準備ができてから始めたい気持ちはわかりますが、
無料ブログでもなんでもいいので、まずは始めましょう。
なんならここでこの記事を読むのをやめて、はてなブログとかlivedoorブログでも良いので、ブログを開設しましょう(できれば後で戻ってきてくださいね)。
アフィリエイトに限らず、初心者のうちは準備をしようにも何が問題かわからない問題があります。
仮にアフィリエイトの本やウェブサイトで、準備リストや、注意事項などが掲載されていて、
サイト構成やキーワードなどをエクセルに書き出すなどの準備をしたとしても、
準備の意味の理解度は経験していないとどうしても低くなります。
過去の自分の経験上、最初のサイトよりも2個目、2個目よりも3個目のほうがアフィリエイトが上手くなっていきます。
準備をすることがいけないというよりは、一番初めはとにかく書きながら勉強する。
走りながら勉強する必要があるわけです。
ダメなら、その経験を踏まえてもう一度作り直せば良いです。
確実に理解度はあがっているはずです。
もし初心者が準備を完璧にできたとして、結局ぶち当たるのは、計画通りに続けることができないという巨大な壁です。
記事を書くことは筋トレやランニングと同じ
初めのうちは、記事を書くことが大変だと思います。
何を書けばいいか考えなければいけないし、
どういう話の展開にすればいいかも考えなければいけません。
そして、ある程度の文章量を書く必要があります。
文章を書くのが苦手な人もいると思いますが、突き放して言ってしまえば慣れです。
自分が筋トレやランニングと同じだと言いたいのはまさにこのことで、
ブログも初めは辛くても続けて訓練することで書けるようになります。
ただし途中でやめると、また辛くなってしまうので注意が必要です。
まず書くことを最初に伝えたのは、記事を書き続ける力こそが最初の成果を出すうえで、
とても重要だからです。
アフィリエイトは、小説などと違って文才が必要なわけではないので、
基本的な技術を学べば、必要なレベルに達することができます。
もちろん、面白い言い回しや印象的な言い回しができれば武器になります。
続けるためには好きなことを書く
何を書いたら良いかわからないというアフィリエイト初心者の人に対するアドバイスとしてよく見るものに、
自分の好きなことを書けというものがあります。
まずは書けるようになることが大事なので、自分が興味を持てたり、調べ物をあまりしなくても良い、好きなことを書くことをオススメしています。
書く力がついてくると、特に好きではないことについて書くときにも、興味を持てるようになったり、読者の気持ちを想像して書いたりすることができるようになり、書き進めやすくなります。
そうなるとある程度自分の型が出来てきていると考えて良いと思います。
広告収入に対してネガティブなイメージを持っていませんか?
以前と比べるとアフィリエイトの地位は向上されたように思いますが、
まだサイト広告や最近だとYoutubeの広告による収入に対して、どちらかといえばあまりよくない印象を持たれているように思います。
自分も始めたてのときは、広告に対する考え方で悩んだことがあります。
もっとも、そんなこと気にせずに実行していける人のほうが成功しやすいと思います(笑)
あるときに、何かの拍子に思いついた考えで、自分は広告収入に対するネガティブなイメージはなくなりました。
それは「世の中に価値を提供している対価としての収入」という考え方です。
アフィリエイトでは、商品紹介(解決策の提示)やレビュー、比較が一般的です。
これらは既存の情報をわかりやすくまとめたり、実際の使用感などそこだけの情報を提供することです。
つまり、情報をまとめたり、新しい情報を発信したことによって、
読んだ人が解決策を知ったり、購入の手間を短縮できたり、新しい情報を手に入れることできます。
読んだ人(世の中)に対して価値を提供しているわけです。
しっかりと情報という価値を提供しているからこそ、お金をもらっても良いという考え方です。
すでにある文章をコピーしても価値は生み出されません。
そして、提供した価値以上のものはもらえないと思ったほうが良いでしょう。
まとめ
- しっかりと価値を提供する
- まわりまわって収入になる
- 継続は力なり
桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す
(とうりものいわざれども したおのずからみちをなす)
桃や、すももは何も言わないけれど、実や花によって自然と道ができるという故事成語です。
ウェブ現代語訳すると、価値あるウェブサイトを作ると、積極的に宣伝しなくても検索順位は自然にあがるという意味です(そういうこと?)。
人が集まったところに、ニーズにあった良いものを紹介できれば、何パーセントかの人が買ってくれ、収益につながります。
具体的なやり方はなんでも良いのですが、
世の中に価値を提供できないと、お金は入ってきません。
価値のあるサイトを作るためにまず継続できるようになりましょう。
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