格安スマホや、携帯回線を使いすぎると、通信速度を128kbpsに制限するという通信会社が多いです。
結論から言うと、128kbpsという速度はかなり遅いです。
bpsはわかりやすく言えば転送速度の単位です。
詳しくは「bps(ビット毎秒)とは?」をご覧ください。
128kbpsで普段のようにスマホを使うとどうなるか計算してみました!
128kbpsはどれくらいの通信速度なのか?
まずは、128kbpsがどれくらいの能力を持っているのか計算します。
128kbpsは128kbitのデータを1秒間に転送できる速度です。
128kbitを普段データの容量に使われるbyteに直すと、16KB(128÷8=16)になります。
つまり、128kbpsは、一秒間に16KBの通信ができる能力ということになります。
128kbpsでの閲覧速度を計算!
Yahoo! JAPANを閲覧する
Yahoo! JAPAN(PC版)のトップページはだいたい400KB~500KBほどです。
通信速度が128kbpsだと、完全に表示するまでに25秒~32秒ほどかかる計算になります。
スマホ版のYahooを使えばもう少し早くなりそうです。
許容範囲といったところでしょうか?
SNSを利用する
詳しい記事を紹介します。
「格安SIMカード」は仕事に使えるか? 第6回:格安SIMでSNSはどれだけ使える? Twitter、Facebook、LINEの通信量を比較 (1/2) – 誠 Biz.ID
上記の記事からデータを引用すると、
TWITTERの1ツイート投稿が630KB。
Facebookの写真つきで近況を投稿するとだいたい140KB。
LINEがスタンプとコメントを10回ずつの計20回のやりとりが50KB。
という結果のようです。
16KB毎秒で計算すると、
TWITTERが約40秒
Facebookが約9秒
LINEが合計で約4秒
という計算になります。
乗り換え案内
電車の乗り換え案内も、スマホではよく使う機能かもしれません。
専用のアプリをインストールすれば、1回の通信量はそこまで大きくありません。
環境にもよるかもしれませんが、だいたい100KBです。
100KBだと、約7秒ということになります。
7秒なら、実用に耐える早さだと思いますがどうでしょうか?
注意が必要なアプリ、Google Map!?
Google Mapは、通信するデータ量が大きいです。
というのも、大きな画像データのやり取りが発生するからです。
特に初回の使用時や初めて行く場所ではデータ量が大きくなりがちです。
また、地図を拡大縮小すると、通信量が大きくなります。
2MBほどの通信が必要な場合があります。
計算すると、125秒。約2分ですね。
地図を利用したい場合は、Wi-Fi環境下で、キャッシュを取得しておいたり、ダウンロード型の地図アプリをインストールするなどの工夫が必要だと思います。
通信速度制限がない通信会社なら安心です。
コメント