インターネット回線の契約などをしたことがないと、通信会社やプロバイダの違いは分かりづらいかもしれません。
というのも、通信会社がプロバイダを兼ねている場合と、プロバイダだけの会社もあるからです。
一度理解すれば、とても簡単な関係です。
通信会社とプロバイダを分けて考えましょう。
通信会社とは
通信会社は、通信サービスを提供する会社になります。
自前で通信回線を持っているか、通信回線を使用する権利を持っている会社です。
通信キャリアや通信事業者と呼ぶこともあります。
モバイルルーターの通信会社で有名なのはUQコミュニケーションズ、Yモバイル(旧イーモバイル)、携帯大手3社です。
各通信会社は、通信事業だけでなくプロバイダ事業も行っています。
プロバイダとは
プロバイダとは、インターネット接続業者の事です。
インターネット・サービス・プロバイダーがプロバイダーの正式名称で、ISP(Internet Service Provider)と略して呼ばれる事もあります。
基本的には、プロバイダと契約することなく、インターネットに接続する事は出来ません。
というのも、インターネットに接続するためには、IPアドレスが必要だからです。
プロバイダーの役割
プロバイダーは、インターネットに接続するために私たちに個別にIPアドレスを割り振ってくれます。
IPアドレスとは、携帯電話の番号のように固有の識別番号です。
IPアドレスが割り振られていない端末は、インターネットにはアクセスできません。
通信会社とプロバイダの関係
消費者からみて、通信会社は、回線を提供してくれるサービスです。
プロバイダは、回線にIPアドレスを割り振ることで、インターネットに接続できるようにするサービスです。
モバイルルーターの契約で大事なのは?
同じ回線を使っている場合、プロバイダのサービスにほとんど違いはありません。
なので、まず通信会社ごとに違う通信エリアや通信速度を比較したあと、その通信会社の回線を取り扱っているプロバイダを探すことになります。
プロバイダでは、顧客獲得のためにキャンペーンを展開していることがあります。
キャンペーン重視で決めると、本末転倒になりかねないので、価格とサービスから決めるのが良いと思います。
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