人に呼ばれたり、自社で開催したマイクロドローン体験会で、こどもにドローンの操縦を教える機会が結構あります。
ほとんどが初めてドローンを目の前で見るという子で、飛ばしたことがある子はほぼいません。
ドローンという言葉はかなり一般的になってきましたが、実際に見たり、触ったり、飛ばしたりしたことがある人はまだまだ少ないです。
ニュースで事件が報道されることが多いためか、ドローンに対してあまり良い印象を持っていないという人もいたりしますが、実際に体験すると、一気に印象が良いイメージになる方が多いです。
ドローンの体験会も以前より多くなってきているので、飛ばせる機会があれば、ぜひ試しに行ってみてください。
子どもをドローンの体験会に参加させたくなるようなことをまとめてみました(笑)
とにかく楽しい→興味関心のきっかけに
ドローン飛ばすと、とにかく楽しいです!
ラジコンというだけで楽しい要素だと思いますが、さらに飛ぶとなれば、楽しさ倍増です。
実際、体験中の子供たちのテンションはかなり高く、操縦中の集中力はすごいです!
勉強だと思われてしまうとなかなか興味を持ってくれないですが、遊びの要素が入っているためか、体験前にドローンの説明をするときもちゃんと聞いてもらえます(笑)
「楽しい」から興味関心を持ってもらえるのだと思います。
ドローンはすぐ飛ばせるようになる!けれども奥が深い
体験会では初めての人でもすぐに飛ばせるように安全で小型の飛ばしやすいドローンを使うことが多いです。
極端な話、1分操作方法を教われば、基礎的な飛行はすぐにできます。
もちろん、向きを変えたり、高さを調節したり、遠くへ行ったりしたときに思った通り正確に操縦するには練習は必要です。
目の前で飛ばす分にはすぐに覚えることができます。
ドローン操縦の初めの一歩は簡単ですが、上手く正確に思い通りに制御しようと思うと、かなり奥が深いです。
指先の動きだけでなく、ドローンがどういった姿勢でどういう動きになるかなども理解しなければいけません。
上手い人が飛ばすところをみたり、アドバイスをもらうと、はじめのうちは上達が早いです。
なので、ドローンを買ったけれども全然飛ばしてないという人は、一度体験会などで教えてもらうとブレイクスルーがあるかもしれません。
理系分野への興味
ドローンは複雑そうに見えて、意外とシンプルな作りになっています。
はんだごてを使う必要がありますが、大きいドローンも小さいドローンも、パーツを買ってきて自分で組み立てることもできます。
分解するときや、フライトコントローラーという半導体を見たとき、モーターとプロペラが回って飛ぶとき、電源が入ったときなど、それぞれ目が輝きだすポイントがあったりします。
教えている側はどこで興味を持ったのか観察するのも楽しいポイントの一つです。
教室形式の場合、体験前にドローンが現在どういう使われ方をしているかや、ドローンの仕組み、ドローンの簡単な歴史などを説明する場合もあります。
講座の初めは、質問してもあまり答えてくれない子も、ドローンについて知るうちに答えてくれたり、興味を持って質問してくれるようになったりします。
理系分野に興味を持たせるフックとして、ドローンは優秀です。
話題のプログラミング教育にも流れをもっていけます(笑)
2020年から必修化されるプログラミング教育について下の記事を参考にしてください。
小学校でのプログラミング教育必修化とプログラミング的思考
プログラミング+ドローン
Parrot社のMamboなど、機種によってはプログラムして動かすことができます。
Javascriptなどのプログラミング言語を使って動かしたり、Scratchのようなビジュアルプログラミング言語を使って簡単にプログラムできたりするので、
プログラム教育の入口にも良いかもしれません。
プログラムによって飛行するのは、自分で飛ばすのとは違った感動がありますし、上手くいかなかったときにまた挑戦したくなります。
Scratchのようなビジュアルプログラミング言語なら、プログラムを経験したことのない方でも、簡単に子供に教えることができます。
プログラミング教育のとっかかりとしてはScratchはオススメです。
もしScratchの次のステップをお探しだったら下の記事を参考にしてください。
スクラッチの次のステップにオススメの3つのプログラミング言語
まとめ
ドローンの飛行体験は、きっかけのひとつにすぎません。
そのままドローンの操縦を極めていって、ドローンパイロットやドローンレーサーを目指すというのも一つの手です!
モーターなどの部品や仕組みに興味がありそうだったら、一緒にドローンを作ってみるのも良いかもしれません。
小型のドローンは簡単に組み上げることができ、パーツの入手も容易です。
興味関心をもてることを一緒に探してあげる、助けてあげるのが重要です。
ということで、お近くでドローンのイベントがあったら、ぜひ参加してみてください!
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