マイクロドローンレースをご存知ですか?
ドローンの大きさなどによって、ドローンレースにはいくつかのクラスがあります。
一番小さい機体で行われるのが、TINY WHOOP(タイニーフープ)クラスのマイクロドローンレースです。
TINY WHOOPを使って行われるマイクロドローンレースは、まだまだ競技人口が少なく、認知度も低いです(徐々に人口が増えているのは感じます)。
つまり今から始めれば、まだまだトップレーサーになるチャンスがあります!(笑)
そんなマイクロドローンレースのはじめかたを紹介していきます!
マイクロドローンの魅力
小型のドローンなので、家の中で練習ができ、机やイスをくぐったり、天井近くを飛んでみたりなど、様々な場所を探検することができます。
雨の日でも、家の中で遊んだり練習したりできますし、遠くにでかける必要もありません。
その分、大型のドローン(5インチ機)よりはパワーが小さいですが、法律などの規制も少なく、はじめてのドローンレースのステップには最適だと思います。
必要なもの
マイクロドローン視点で飛ばす(FPV=First Person View)のに必要なものは、
大きく分けて3つです。
- プロポ(いわゆるコントローラー)
- ドローン
- ゴーグル
その他、バッテリーや充電器などありますが、
上の3つをそろえないと話がすすみません。
プロポについて
マイクロドローンに大きくわけて3種類の通信方式があります。
- Spektrum系
- Frsky系
- Futaba系
ラジコンヘリやラジコン飛行機などをやっていた方の場合、Futaba(双葉電子)のプロポを持っていると思います。
その場合、そのままFutabaのプロポを使用することができます。
ラジコンなど初めてという場合は、Spektrum(スペクトラム)のプロポが良いと思います。
理由は後で紹介するオススメのTINY WHOOPに対応しているからです。
Modeについて
ドローンの操作には種類があります。
主流のものはMode1(モード1)とMode2(モード2)です。
ラジコンヘリをやっていたという方はMode1の場合が多いと思うので、そのままMode1でドローンも始められると良いと思います。
初めてプロポを買うという方は、Mode2で始められたほうが習得がスムーズです。
Mode2のほうが初めての人でも操作が理解しやすいからです。
ちなみにですが、どちらの操作方法が優秀といったことはないです。
ただ、後から変更するのはなかなか難しく、とっさの時の操縦ミスの原因になるので、基本的には最初に決めたモードで続けていくことになります。
ドローンを選ぶ
マイクロドローンはパーツがあれば自分で組み立てることができます。
はんだをするくらいなので、パーツがそろっていて、手順を知っていれば簡単です。
が、初めてで、周りに詳しい人がいない場合は、既製品を買うのが手っ取り早いでしょう。
既製品を買って、モーターやプロペラなどを交換したりということを経験してから、自分で組み立てに挑戦するのが良いかと思います。
先にプロポについて書いたのには訳があって、使用するプロポが使う通信方式と、ドローン本体についている受信機の通信方式が同じでないと、操作できないからです。
Spektrumのプロポを使う場合は、Spektrum対応のレシーバーを搭載したドローンが動かせます。
FrskyならFrsky、FutabaならFutabaといった具合です。
自分は、TINY WHOOPが初めてだったので、Spektrumに対応したInductrix FPVを買いました。
Inductrix FPV Proという黒い機体もあるのですが、betaflightというソフトを使った初期設定が必要なため、初めての場合は、黄色い機体のInductrix FPVがオススメです。
カメラ付きのマイクロドローンはアマチュア無線4級が必要
TINY WHOOPなどのカメラ付きのマイクロドローンは、カメラの映像を5.8GHz帯の電波を使って、ゴーグルなどに飛ばしています。
実は5.8GHz帯というのは、アマチュア無線4級の免許と、開局申請をしないと、電波を発してはいけないことになっています(電波法という法律で決まっています)。
空撮機もモニターに映像を飛ばしていますが、アマチュア無線などの資格が必要ない周波数帯が使われています。
TINY WHOOPのカメラも資格が必要ない周波数帯を使えば良いのですが、
5.8GHz帯は、実際の動きと映像との遅延が少ないため、5.8GHz帯を使用するカメラが積まれています。
アマチュア無線4級についてはこちら
公益財団法人 日本無線協会
ゴーグルを選ぶ
ゴーグルもいろいろ種類がありますが、大きく分けて単眼タイプと複眼タイプがあります。
単眼タイプは、ゴーグル内に大きめの画面が1つあるタイプです。
複眼タイプは、片目ごとに画面があるタイプです。つまりゴーグル内には左目用と右目用の2つの画面があります。
単眼タイプは安いですが、見た目は大きくなります。
複眼タイプは単眼と比べて高いですが、見た目はスマートでカッコいいです。
海外のドローンレーサーをはじめ、日本でも多くの人がFatsharkのゴーグルを使っています。
自分は予算の関係で、EachineのVR D2 Proを使っています。
録画機能(DVR)について
マイクロドローンにはカメラがついていて、映像をゴーグルに送っています。
マイクロドローンからの映像を録画したい人もいると思います。
基本的には、録画はゴーグルで行います。
ドローン側にSDカードを搭載して録画できるものもありますが、重量の問題もあり、ゴーグルに来た映像を録画する仕組みが一般的です。
ゴーグルには録画機能があるものとないものがあるので、録画したい人は、購入前に気を付けたほうが良いです。
DVR機能付きと書いてあれば、録画機能がついています。
自分が始めたときに買ったものリスト
プロポ:DXe
ドローン:Inductrix FPV
ゴーグル:Eachine VR D2 Pro
合計約35,000円
後から追加で購入したもの
・DXeをパソコンで設定するためのプログラミングケーブル
・バッテリーチェッカー(電圧をはかるもの)←1個あると便利です
・バッテリー
・6個同時に充電できる充電器(バッテリーが6個以上になってからで十分です)
合計約5000円
情報源について
2018年2月現在のTINY WHOOPは黎明期~といった感じで、検索するとブログなどの情報はでてきますが、まだまだ情報量は少ないというのと、
メーカー数やパーツ数もかなりあります。
また、最先端の情報に触れようと思うと、海外メーカーのサイトやFacebookページなどで情報を得る必要があります。
日本で、TINY WHOOPの情報コミュニティとして、
Facebook上にTINY WHOOP JAPANというグループがあります。
人数も多く、情報も多いため、情報源をお探しの方は参加をオススメします。
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